〈イタリアの辛いもの〉
長本和子さん「イタリア、マンマの台所」今月は南イタリア・カラブリア州の料理でした。
カラブリア州は、長靴型のイタリア半島の “土ふまず” 辺り。
古代ギリシアの影響が色濃いこの地域には、かつてコロンブスが持って来た唐辛子が食文化に根付いて花開き、今もさまざまな郷土料理や特産品となって愛されているのだそう。
今回は、長本先生イチオシの、すばらしく旨辛い!唐辛子ペーストもお持ちいただきました♪
Menu
・ペペローニの肉詰め
・イワシのトルティーノ
・肉のサルサと手打ちパスタ“フレーヤ”
カラブリア州は、パン粉の使い方も魅力的!
パン粉と羊乳のペコリーノチーズ、ニンニク、刻んだハーブを混ぜて、鰯と重ねてオーブンへ。
あるいは中に巻き込めば、またまったく違った味わいに。
豚のかたまり肉を煮込み、お肉はメインディッシュに。
ソースはパスタと和えて、もう一品に。
手打ちパスタの“フレーヤ”は、細長く延ばしたセモリナ粉の生地を2〜3cmに切り、棒でクルリと成形。
長本さんが現地のマンマに教わった時には、なんと古ーい雨傘の骨(!)の金属棒を使い、それをプレゼントしてくれたのだとか。きっとそれが、マンマにとっては最高の調理器具だったのでしょうね。すてき。
●次回は10月9日(日)11時
テーマは「シチリア、アラブの薫り」スタジオと同時進行のZoomオンラインレッスンも開催!録画アーカイブもOK。長本マンマのディープなイタリア料理レッスン、ぜひ体験してください♪