夏になると、南の料理が食べたくなります!
プーリア州は、イタリア南部。
全土をブーツで例えると「かかと」の位置。
アドリア海とイオニア海に面した地中海性気候と、広大な平野。
オリーヴ、ぶどう、穀物、そして野菜!豊かな農産物が生まれる土地なのです。
パプリカ、ズッキーニ、トマト…野菜が主役のプーリア料理には、それぞれの持ち味をしっかり引き出して味わうヒントが詰まっていました!
長本マンマは、「歴史という縦軸」と「郷土という横軸」から料理をひもといてくださいます。
だから、料理の向こう側に広くて深い世界が広がります。
Menu
・ペペロナータのスパゲッティ
・ズッキーニのパルミジャーナ
・使徒の指(ドルチェ)
〈ペペロナータのスパゲッティ〉
長本和子「イタリア、マンマの台所」〜プーリア州の夏料理
ペペローネ(パプリカ)の美味しさを満喫できる一皿。
玉ねぎとニンニクのソッフリットに、細切りのペペローネを加え、炒めて蒸し煮。
それだけで、こんなに美味しくなるなんて!
美味しさのベースをつくる “ソッフリット” のことも、また あらためてお伝えしますね。
〈ズッキーニのパルミジャーナ〉
長本和子「イタリア、マンマの台所」〜プーリア州の夏料理
ズッキーニが主役の ごちそう料理。
ズッキーニとモッツァレッラ、ハム(現地ではプロシュートコット)、トマトソース、パルミジャーノレッジャーノ。
ズッキーニは、卵の衣をつけて下揚げすることで、コクとボリュームが出ます。
サッパリ食べたいなら、揚げずに焼いて。
「どんな風に食べたいか」で、料理の仕方を変えればいい。
「どう食べたい?」と長本さんは時どき 皆に尋ねます。
それによって、切り方や、鍋に入れるタイミングを変えて。
まず、完成予想図をイメージして、そこから逆算してつくっていく。
当たり前だけど、忘れがち。
「こうでなくては」の思い込みから自由になるための、大切な道すじかも知れません。
▷次回は7/18(日)10:30~「夏の野菜ざんまい」スタジオレッスンは満席御礼。Zoomオンラインレッスンは、お申込み受付中!
https://caracolfoodnet.com/shonan_ryorijuku/nagamotokazuko/lesson_20210718